12月30日(金) 大阪より兄(勇臣)来る

母が亡くなって3年目、
会津は遠のくな、と呟いていた勇臣兄
やっぱり田舎が恋しいのか昨日、帰って来た

東京よりの高速バス、7台連ねてきた
帰省客が多いのだろう、
大きなバックにお土産を仰山詰め込んでやってきた

年の瀬を感じる
いろいろな事が走馬灯の如く蘇る
千年に一度と言われたM9.0の大震災、
2万人以上の方が亡くなられた
それに伴い、40年目にして始めて原発の事故、
原発は安全と誰もが思っていた神話が崩れた
5万人以上の方が今も避難している

夏の電力不足,工場は悲鳴を上げてた
奮励努力はしてみたが生産能力は上がらずGDPに響いた

会津田子倉ダムの放水でドミノ倒しに発電所は放水、
お陰で下流の村々は浸水し未曾有の水害に陥った

タイの洪水、これも恐らく中国のダムの放水が齎したのだろう

10月には欧州の危機、ユーロが下がり出した
ギリシャ、イタリア、国債金利が危険水域の7%台、極めて危ない
何処まで行くのか円高独歩

福島の未来はどうなるのか・・・

ふんどしを締め直して懸からないと、
沈みかかった日本丸は浮かばれないだろう

タカサゴヤで夕食をご馳走になった
蕎麦を打ってきた、美味しいと食べてくれた

大寺にも行ってきた
大寺には姉がいる、磐梯山酒造に嫁ぎ金婚式も終え
老夫婦、互いに助け合って生きてきた
地震で蔵の壁が崩れた
修理に700万円かかったという

酒蔵には仕込みが始まっていて
今年は28本仕込むと言う
社長の大ちゃん、意気込みが違う
ガッツが備わっている、ガンバレ大ちゃん・・

大吟醸の仕込み蔵も見せて頂いた
完全復活を成し遂げた
あとはみんなで応援し、消費を増やすこと・・・

今日はこれから勇臣兄を伴っていわきへ行く
被災地をつぶさに見て、記憶に留めたいと言う

大雪だ、物凄い、昨年の大雪がよぎる
大丈夫か、仮設の人はどんな思いでいるのだろう
耐え忍ぶ事も大切、会津の忍耐は雪深いところから芽生えたのだ