1月12日(木) 与謝野晶子、君、死にたもうことなかれ

 今日もおしんを見ていた
午前1時25分、眼が醒めてしまった
太平洋戦争偏だ昭和12年に2.26事件が起こり
軍部が政府をも牛耳るようになってきた
盧溝橋事件、日中戦争、遂に太平洋戦争へと突入していった

田倉竜三は兄の口聞きで魚やかまぼこ、縫製品を軍に納める商売にありつく事ができ
眼の廻るほどの多忙に活気付く
もう、おしんの手の届かない所へと行ってしまった
長男の雄は陸軍師範学校を志望するがおしんの説得で諦め
京都の第三高等学校へと進む、

一方、浩太は農民運動で捉えられ、6年の牢獄生活で疲れ果て農民運動をしないということで
釈放されるが、しかしその時から人間が変わってしまったように黙り込んでしまう

拷問で動かなく無くなった足を引きずり、
もう自分の手ではどうすることも出来ない所へ日本が行ってしまったこと嘆く

昭和18年12月、真珠湾攻撃アメリカ、イギリスと戦争状態に入ったラジオ放送を聴き
日本は戦争一色に染まっていく

209回まで見た
時代背景がおしんを通して分かる、
戦争を知らない私は断片的にしか大正、昭和の初期を知ることが出来なかった

おしんは28年前に出来た番組で傑作中の傑作
これ一つで多くの事を学ぶことができる

雄は戦争へと志願する仲間が多くなり、自分もお国の為に身を投じる覚悟が
できていることを告げる

おしんは修作あんちゃから貰った、明星を読んでくれと渡す
そこには与謝野晶子の弟を思う詩が綴られていた
君、死にたもうことなかれ・・・・・だ

ついに雄は外地へ行くことになった、
国内は空襲が激しくなり、弟の仁まで少年航空隊へ志願する
突然の手紙はフィリピンでの雄の戦死の知らせ
仁のはがきには8月15日に特攻機に乗り込む知らせが届く

竜三は終戦の玉音を聞き、戦争に協力した自分の責任を取り自殺をする
おしんはこの戦争が何だったのか秀作あんちゃにおしんだけは戦争に反対するんだぞと聞かされていたが
どうすることもできず、大きな犠牲を払わなければならなかった

いよいよ戦後のおしんがどのようにして歩むのか最終偏へと突入する