1月14日(土) おしんの最終回

 長かった、28年前に連続ドラマ、おしんは297回のドラマだった
時間にすると74時間、私は見るのに8日間を費やした
今朝、297回の最終回を見た
倒産を覚悟した仁は美智子からも離婚を迫られ
すべてが一瞬にしてどん底に突き落とされ考えが甘かったことを悔やんでいた

おしんは自分の歩んできた道を振り返り、
自分が傷ついてみて、初めて人の痛みが分かるんだよ
また一からやり直したらいいじゃないか、と励ます
仁も美智子にもう一度やり直そうと頼む

心に響く人生ドラマであった

最後は浩太と60年の交際を静かに語り海岸に沈む夕日を見ているところで終わった

明治、大正、昭和の30年代までを描いた、人生ドラマ
小作はいくら働いてもまともな暮らしはできない

長男以外は奉公に出され、いくらかの稼ぎを入れやっとの生活が成り立っていた
日清、日露の戦争での悲劇、大正13年の関東大震災、盧溝橋、日華事変
働き手は戦争にとられ日本は欧米に負けじと領土拡大に走る

軍事一色の昭和の初期、18年にはアメリカ、イギリスと戦争状態に入る
息子の雄は学徒で兵隊に志願、フィリピンで餓死同然の死を遂げる

夫、竜三は軍事納入で軍に加担した事の責任を取り
20年8月に自決を遂げる

おしんに圧し掛かる苦労は極限の連続、子供を養うその一身で魚屋の行商をやる
おしんの人柄が多くのお客を呼び、日増しに繁盛をする

息子の仁はセルフサービスの店を作る事になる
店舗を次から次と増やし集大成の17店をオープンさせる
オープンの日におしんは家を飛び出しドラマが始まった

74時間を費やしておしんを見た、
オンデマンドを知らなかったら恐らく見ることはできなかったであろう
便利な世の中になったもんだ

過去の空白を埋めるのに、オンデマンドは離せない
今日はこれから郡山へ行く
地区の委員会協議会がある、佐原先生、星君同伴だ