12月2日(日)玄侑宗久講演会

冬将軍がやってきた、今時の雪はみぞれで冷たい、
錦の衣から白装束に変わったようだ、

朝のミーティングはスキー用品を如何に販売するか、例年知恵を絞る、
官公庁も冬支度、あれこれと準備する、

バンダイはネット販売を積極的に行っているので、仕入れも半端でない、
店内や倉庫は満杯になる、毎年実績を積み少しずつ増やして来た。

スキー場も次々とオープンしている、20年前のブーム時は降雪が足らず、
販売に苦慮した時期があった、
スノーボードが盛んになった時にスキーの陰りが見え、
多くのスポーツ店は撤退を余儀無くされた、

バンダイはちょうどその時からネット販売を取り入れ、
スキーもそれなりに売れたので、
今に至っている、
何よりも継続が力、無理は禁物、腹八分目の経営が大事だ。

2時より公民館で玄侑宗久さんの講演会、
商工会女性部創立50周年を記念して行われた、
小雪が舞い、寒い日だったので聞きに来る人は少ないだろうと危惧していたが、
会場満杯の大入り、熱気さえ感じられた、
ちょっといい人生を過ごしましょう、という題で講演、玄侑さんは物知り、
言葉遊びが上手、聴衆を飽きさせない得意技を持っている、
女性の扱いが特に上手い、1時間半、あっという間に過ぎ去った、

玄侑宗久さんは慶応義塾大学卒業し、京都嵐山、天龍寺で修行、私と10歳違うので、
天龍寺関牧翁貫主はまだ居られた頃だろう、
今度お会いした時にいろいろと京都の話をして見たい、

私は天龍寺塔頭の永明院に3年間下宿していた、
ことし行ってみたが天龍寺の賑わいには驚いた、
昔とは、天地の差ほどあった、
世界中から観光客は京都へ集まる、
庭園の素晴らしさ、歴史ある建造物、
どれ一つとっても己の小さな存在に気づかされる、

玄侑宗久さんは稀有な存在、坊さんの生き方と作家としての生き方を
併せ持った人だ、
悲壮感はまるで無い、自然をありのままに受け入れ、
順応し、仏教の教えと同化させる技を持っているようだ。

人間晩年に差し掛かると、
仏の世界を描くもんだ、欲もなくなる、
今日一日の幸せを喜ぶようになる、
自分の世界が出来てくるのか、、、、

私は朝が早い、本を読んだり、iPadで世の中の動きを見たり、
ブログを書くのが日課になった、膨大な記録を残している、
生きた証だ(^o^)