冬将軍がやってきた、今時の雪はみぞれで冷たい、
錦の衣から白装束に変わったようだ、
朝のミーティングはスキー用品を如何に販売するか、例年知恵を絞る、
官公庁も冬支度、あれこれと準備する、
バンダイはネット販売を積極的に行っているので、仕入れも半端でない、
店内や倉庫は満杯になる、毎年実績を積み少しずつ増やして来た。
スキー場も次々とオープンしている、20年前のブーム時は降雪が足らず、
販売に苦慮した時期があった、
スノーボードが盛んになった時にスキーの陰りが見え、
多くのスポーツ店は撤退を余儀無くされた、
バンダイはちょうどその時からネット販売を取り入れ、
スキーもそれなりに売れたので、
今に至っている、
何よりも継続が力、無理は禁物、腹八分目の経営が大事だ。
2時より公民館で玄侑宗久さんの講演会、
商工会女性部創立50周年を記念して行われた、
小雪が舞い、寒い日だったので聞きに来る人は少ないだろうと危惧していたが、
会場満杯の大入り、熱気さえ感じられた、
ちょっといい人生を過ごしましょう、という題で講演、玄侑さんは物知り、
言葉遊びが上手、聴衆を飽きさせない得意技を持っている、
女性の扱いが特に上手い、1時間半、あっという間に過ぎ去った、
玄侑宗久さんは慶応義塾大学卒業し、京都嵐山、天龍寺で修行、私と10歳違うので、
天龍寺関牧翁貫主はまだ居られた頃だろう、
今度お会いした時にいろいろと京都の話をして見たい、
私は天龍寺塔頭の永明院に3年間下宿していた、
ことし行ってみたが天龍寺の賑わいには驚いた、
昔とは、天地の差ほどあった、
世界中から観光客は京都へ集まる、
庭園の素晴らしさ、歴史ある建造物、
どれ一つとっても己の小さな存在に気づかされる、
玄侑宗久さんは稀有な存在、坊さんの生き方と作家としての生き方を
併せ持った人だ、
悲壮感はまるで無い、自然をありのままに受け入れ、
順応し、仏教の教えと同化させる技を持っているようだ。
人間晩年に差し掛かると、
仏の世界を描くもんだ、欲もなくなる、
今日一日の幸せを喜ぶようになる、
自分の世界が出来てくるのか、、、、
私は朝が早い、本を読んだり、iPadで世の中の動きを見たり、
ブログを書くのが日課になった、膨大な記録を残している、
生きた証だ(^o^)