致知2月号特集は、修身である。
修身の度合いを心理学的に考察した人、薄衣佐吉(故人)がいる、
氏は心は発達するものであり、七つの段階があるという。
第一は自己中心の心、
赤ちゃんがそれである。自分の欲求だけで生きている。
第二は自立準備性の心、幼稚園児のころである。
用事を手伝ったりする。
第三は自立力の段階、成人を迎え自立する。
第四は開発力の時代、困難に立ち向かい、開発改善して行く力を持つ。
年齢的には30から40代か、
第五は指導力。40〜50代になり部下を指導していく、
第六は包容力、好き嫌いを、超えて人を包容していく、
第七は感化力。その人が居ることで、自ずと感化を与える、最高の状態
人間、晩年にはかくありたいものだ。
人は歳月とともに身体的年齢は増えるが、
心の発達は必ずしも歳月に比例しないと言うことである。
歳はとっても75%の人は2段階の状態で終り、
3段階まで行くのは15%、
4段階以上に至るのは10%という、
修身の厳しさを思わずにはいられない。
正月も何とか無事に過ごせた、有難い。