3月15日(金)お葬式

朝から晴れ渡った晴天、46歳という若さで亡くなった明美さんの告別式
多くの弔問客が来てくれた、300人はいたであろうか、弔辞も新城さんと
娘の未来さんが述べられ、彼方此方からすすり泣きが聴こえる、
出棺に花を添えたら、長男の大和くんは大声で泣き出しだした、
我慢し切れなくなったのだろう、
いいんだ泣けるだけ泣け、涙が枯れるまで泣けと言いたい気持ちに駆られた、
居た堪れない気持ちでいっぱいだ。
笑顔の美しかった明美さん、大和君は何遍もお母さんの顔をさすり泣きじゃくった、
大ちゃんはこの事を忘れんなよ、と慰め大和君はウンと頷いていた。
こんな惨いこと有っていいのだろうか、天を怨まずには居られかった。

奈良県校友会の渡邉さんからお手紙を頂いた、返事を書いた。
奈良県校友会 会長 渡邉 申孝様
励ましのお手紙頂き、ありがとうございます。
確かに福島の行く末は大変なものがあります、原発事故は
果てしない被害を撒き散らし、避難されて仮設住宅に移られている
方々を思うと本当にどうなっているんだと言いたくなります。
自宅があっても帰れない、町があっても帰れない、
放射能汚染の実態は報道だけではわかりません。
復興が思うように行かず、
痺れを切らして戸惑っている方も多くいます。

私の住んでいる会津放射能汚染は薄いのですが、
風評被害で企業、農家、食品加工が傷めつけられました。
今年に入って少しは戻ってきたようですが、
以前のようには行きません。
起こってしまったことは元には戻りませんから、
一歩ずつ前進する以外に道はありません、

全国校友会より多額の義援金が贈られ今回は240万円頂きました。
被害の大きかった方から順にお送り致しております。
皆様のご好意に感謝申し上げます。

立命館大学福島県校友会
会長 桑原 勇健