3月19日(水)彼岸の入り

3時起床、Facebook、メールのチェック、
情報源はFacebookNHKオンラインiPadより得ている、
昨日は金山町で竹下景子スペシャルゲストに映画会とパネルデスカッションが行われた。
竹下さんは1953年生まれの還暦60歳だ、初めてお目に掛かる、
野次馬根性で逢いに行く、以外と地味な趣味、長唄、三味線、スキューバーダイビング、
飾り気のない素敵なお方、帰り際、出会い頭にあったので手を差し伸べたら、
握手をして頂いた、それも両手で、、、、感激。


パネラーを勤められた方々。

20年前に沼沢湖を舞台に、
「アヒルの歌が聞こえてくるよ」という映画を椎名誠監督で製作された。
椎名さんが昭和40年代の風景を探していて見つけたのが沼沢湖周辺だった。
あらすじは都会生活に弾き出され、
カナディアンカヌー持参で自炊生活をしながら、三匹のアヒルと生活する、
ごく自然な物語、

沼沢湖には深い思い出がある、
大学一年の時、ワンゲルの東北合宿があり、
集結地の選定で私が関わりここ沼沢を推薦した、交通の便が悪く、
集結するのに難儀をしたが、湖畔で行われたキャンプファイヤーは忘れられない、
断りもなく100人以上が突然テントを張り過ごした2日間、無謀といえば無謀、
こんな事が許されたのが沼沢湖だった、
30年経って再び訪れた時も皆、懐かしく、しばし語り合ったもんだ。
今もさほど変わってない。
そんなこんながあって、映画を見るのと、
竹下景子さんにお逢いするのを楽しみに出かけた。

早く着いたのでラーメン屋に入る、以外と混んでいる、
見渡したら、一つだけ空いていた、ラーメンを頼み、
隣を見渡したら、あらどうも、知り合いだ、社長どうしたの、
今日は追っかけです、竹下さんに逢いに来ました、
あっそう、そこに竹下さんいるけど、指差す先に竹下さんが、
目があったのでようこそって軽く会釈、竹下さんもニコっとされた。
最初の出会いが、これだった。

竹下さんが来られたのには訳がある、
大震災で苦しんだところに追い打ちをかけて、
豪雨災害が起こった、
只見川が大暴れして鉄橋が3箇所撤回し、
JR東日本は赤字路線の修復に、取り掛かろうとしない。
試算したら86億円かかると言う、
3年が過ぎ、国、県へ陳情を繰り返すが中々動かない、
竹下さんは、何としても全面開通を願う奧会津人々に心を寄せ、
運動を支援しようと来てくれたのだ。
心優しい素敵な竹下さんだった。
何の飾り気もなく、ラーメン屋でラーメンをすすり、
田舎のおばちゃん連中が大半のシンポジュウムに参加された、
頭が下がる思いをした。
出会いに感謝だ。

詩人、吉野弘さんの祝婚歌の詩が載っていた。
祝婚歌

  二人が睦まじくいるためには
  愚かでいるほうがいい
  立派すぎないほうがいい
  立派すぎることは
  長持ちしないことだと気付いているほうがいい
  
  完璧をめざさないほうがいい
  完璧なんて不自然なことだと
  うそぶいているほうがいい
  
  二人のうちどちらかが
  ふざけているほうがいい
  ずっこけているほうがいいい

  互いに非難することがあっても
  非難できる資格が自分にあったかどうか
  あとで
  疑わしくなるほうがいい

  ・・・・

夫婦なんて空気のようなもんで、無けりゃ困るし、有ったからって感謝もしない、
ともに白髪の生えるまで、仲むづましく生き抜いて行く、健康第一にね(^o^)