11月6日(木)黒田如水読了

2時半起床、寒くなって来た、ベットから出たく無い、
髭を剃り、歯磨きをし、顔を洗って、柿の剥き、
一杯の水を持ち書斎へ、
数独を三題、難しい物を選んでやったが頭が冴えてるのか、すんなりと解けた、
ある分岐点へ達するとすんなりと開けてくるのだ、
パズルのようなもんで、頭の体操には欠かせない。
Facebook、メールをチェックをすると時間が掛かるので今朝はやめ、
軍師官兵衛を読み終えたい一念で開いた、
45週からだ、
長政は家康に、いち早く加勢することを決め、調略に走っている、
官兵衛譲りの粘り強さ、西軍三成を揺さぶる、
五分五分の戦い、大垣城に陣取った三成、籠城を匂わすが、
打って出る策をこうじる、
小早川秀秋を引き込む両陣営、
長政は、いち早く説き伏せるが、
その後の三成は恩賞、領地、報奨金をぶら下げて説き伏せる、
優柔不断な秀秋は、最後まで決めかね関ヶ原の戦場で家康の鉄砲で目が覚める。
1日で決着した、
官兵衛の九州統一をして、天下取りに動いたが間に合わなかった。

長政の働きは、家康を喜ばし、直々に恩賞をして筑前52万石、
家康の脇差を頂いた、その逸話で、、、
官兵衛曰く、長政、内府殿がお前の手をとったと言うたが、それはどちらの手じゃ、
右手でございますが、その時お前の左手は何をしておったのじゃ、
左手?
自分の左手に目を落とし、長政は、ハッと気づいて如水を見た、
余った手で徳川様を刺せば、大殿の天下となったかもしれないということじゃ、

翌11月、官兵衛は大阪城の家康に会いに行く、
関ヶ原の大勝利、祝着至極に存じまする、
官兵衛は今後の徳川様の世作りを尋ねる、
家康は、天下は天下を治めるにふさわしい者が治めるのがよい、
されど、天下取りをめざして争い続ける世は、もはや終わりにせねば、、、
「天下は一人の天下にあらず」天下は天下の天下なり、
わしが死んでも争いが起こらない泰平の世をつくる、

官兵衛曰く、それがし生涯、戦に負けた事はございませぬが、
こたびばかりは、内府様に負けました、されど負けて悔いはありません。

長政に男の子が誕生する、名を官兵衛にお願いした、
男子なら万徳がいい、この名は官兵衛の幼名、万吉にちなんでいる。
死期が迫ったある日、わしはあとふた月で死ぬ、3月20日じゃ

わしには善助がいた、
この男は40年間一度なりともわしの信頼を裏切ったことがなかった、
わしと善助はいつも心は一つであった、
長政、これからは善助を父と思い、何事も相談せよ、ゆめゆめそむいてはならぬ、
合子型兜を善助に渡す、
皆、世話になった、3月20日に享年59歳でこの世を去った、

黒田二十四騎は、大殿に天下を取らせたかったと無念の涙を流すのだった。