3月12日(日)6年も経ったのか・・・

2時起床、facebook、メール、NHKオンラインをチェック、
あの大震災から6年も経った、まだまだ多くの被災者は苦しんでいる、
高齢者は生きる望みを失いかけている、

「風」という長篇の詩も真民先生にはある。

「…解決できないことは 風に問うたらよい 
風は親身になって 答えてくれるだろう 
かなしいこと くるしいこと 
さびしいこと たえがたいことなど 
ある日風が 露にささやいた わたしたちを 
さぞうらんでいるでしょうね 
せっかく美しく光っているのに 
散らしてゆくのだから いいえすこしも 
うらんでなんかいません わたしたちは 
玉となった瞬間の喜びで 
生きているのですから 露たちは 
そうさわやかに こたえるのであった 
かすかに吹いてゆく風にも 
こまやかな愛がこもっているのを 
どんな小さい花たちでも 
ちゃんと知っている…」
(『坂村真民全詩集第三巻』より)

時には、静かに坐って、
遠い万里の彼方から吹いてくる風の音に、
耳を澄ませるのもいいだろう。
きっと何かが伝わるはずである。

昨日は3・11大震災記念日、映像で流れて来るのを見ると大自然の猛威は凄まじい、
津波の恐ろしさを現実のものとして知らされた、
安全神話原発も想定外と言ってたがもろくも崩れた、
地球は生き物、苦難を乗り越えて生きて行かねばならない、
人間は生きて行くのに大自然からの恵みがなければ生きられない、
共生して生きているのだ、
生きて行く上には覚悟が備わってないと対応が遅れる、
生きた来た証も必要だろう、
いま生きているその一瞬を大事にしないといけない、

人間には感情を受け止める能力が備わっている、悔しさや、悲しさ、怒り、
また喜びや、いたわり、慈しむ優しさ、
生まれて来るときは何も持たず裸でこの世に生まれる、死んで行く時もおそらくそうなんだろう、