5月30日(木)そして父になる、を見る

2時起床、是枝監督の映画に俄然興味が湧いた、
是枝裕和のカンヌ受賞作「万引き家族」は貧困叩きの違和感から生まれた、
安倍政権と国粋主義批判、今の日本は間違った方向に向かってる、
国威発揚の映画だったら助成する」こんな馬鹿な発想がまかり通っている、
ある論説者が語った、
是枝監督がカンヌを受賞したことは閉塞する日本の言論状況のなかで「大きな希望」といえるかもしれない。
表現の自由の侵害」や「国家権力による芸術やスポーツの利用」にこうした危機感をきちんともっている映画作家が国際的な評価を得たことで、その作品やメッセージに耳を傾ける人がこれまで以上に多くなる可能性があるからだ。
 あとは、メディアがどう伝えるか、だ。願わくば、この『万引き家族』について、たんに「日本人がカンヌを獲った」というだけでなく、また特殊な人たちを扱ったセンセーショナルな題材と扱うのでもなく、是枝監督がこの映画をつくった背景や問題意識が広く伝わってくれたらと願う。

そして父になる」を見た、出産後取り替えられた家族の葛藤を描いている、
血の繋がりが全てではない、6年間過ごした家族の生活は重い、

星野道夫は26歳でアラスカに渡り以後18年間暮らした、
襲ってくるはずのない季節に運悪くクマに襲撃を受け一命を遂げた、
口癖に言ってたことは、
人は生まれ変わって行くこと、私たちはアザラシを食べ、アザラシは魚たちを追い、魚たちは
海の中の小さな生き物を口に含む、
生まれ変わって行くいのちたち、人間は鯨に向かってモリを投げ、鯨は鮭をのみこみ、
鮭はニシンを飲み込む、生まれ変わって行くいのちたちよ