9月28日(火)親父が残した随想集を読んでた、

昼間寝てしまうと夜眠れない、仕方なくiPadを開き弄くり回している、

数独ソリティアを始めるとこの頃は何時間でもやってしまう、脳トレにはなるが半分は中毒だ。

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波瀾万丈の人生を歩んだ父、会津中学も上位の成績大学にも行きたかったろうが家業を継がねばならぬ長男、飯よりも好きな読書、

読んだ本には必ず赤線が引かれている、何度も読み返したのだろう。

語彙も豊富そこいらの作家より面白い、小説は書かなかったが随想は数限りなく書かれたその多くは会津魁新聞に投稿し切り抜き帳何十冊も書き留めてある、晩年3冊の随想集を出し残してくれた。文豪友人も多いことある毎にハガキを認め返事を頂くと家業の味噌、醤油を送ってた、坂下に文化協会を立ち上げ多くの文豪を招き講演会を開いた、

司馬遼太郎を招いて講演会も開いた、揮毫して頂いた画集も残ってる、

本人は飾るところ無く人に接し交際範囲を広げたようだ、挨拶は短く3分間で済ませる、要点をしっかりまとめ簡潔に終わる、
「名もなく、金もなく、地位もない」口癖だった、自分の言いたいことは、ズバリと言い、好きな人にはとことん惚れ込み、嫌いとなると徹底的に嫌い抜く、敵も随分造ったであろう、読書三昧暇があれば本を開いていた、開いた本を膝に乗せ居眠りする、旅が好きで仲間を誘っては出かけたようだ。

名誉職は短く、ほとんどの役職は一期のみ、それも初代会長が多かった。

赤坂御苑園遊会へも行った、天皇陛下よりご招待を受け感無量だった事、叙勲も頂いた。

私など足元にも及ばないが、父に連れて行って頂いたところ、多くの人に紹介された事思い出は尽きない。

詩を読むのが好きで随所に書き留めてある。

ぶな蒼々こぶし点々、渓深し

最後の病床にて、、、。

冬の空 廓寥として 影のなし あまりにも寂し からすなど飛べ

窓近く よたたと 黒きものあり からすにゃ あらなん