9月12日(金)吉田調書を改めて見た

2時半起床、朝日新聞誤報が問題になり、政府は公開に踏み切り、
改めて調書を読んで見た、
吉田調書は膨大な調書で、途中に音声で電話している会話も入っている事故のあらましがわかる、
管総理、枝野官房長官、海江田事故処理担当閣僚の調書も公開されている、
暫くは、自分なりに納得の得る勉強をして起きたい。

吉田昌郎所長は、事故対応に怯む事無く命をかけて対応した、
危機一髪の爆発も運良く回避出来た事に胸を撫で下ろしていた、
奇跡としか言いようが無いとも言っている、

結局は1・3号機の水素爆発、
4号機は3号機の煽りを受け爆発同様の破損をした、2号機の圧力ゼロが
最大の謎で、格納容器を突き破ったかに思われたがかろうじて底に残った、
これが大事故に繋がらなかった、使用済み核燃料プールは建屋内に併設され、
水が入らなくなれば即臨界に到達し今度は大爆発が免れ無い、そんな状態が3年半経っても
正常で無い状態が続いている、
早く廃炉工程が順調に進まないと近くに住んでいる福島の人は安心が出来無い
いつ事故が起きてもおかしくない、状態が今も続いているのだ。

吉田調書は現場を生々しく伝えている、彼は喉頭がんで犠牲になった、
今はいない、各地で賠償問題に裁判を申し立てている、
浪江、大熊、飯館、富岡、住民は毎月一人10万円の補償金を貰っているが、
将来の事を案じて更に多くの補償を裁判にしている、
国家予算もままならないだろう、
完全に人災で国家が絡んでいる、甘く見ることは出来ない、

それでも再稼働を容認するのか、
福島の事故は国家を揺るがすほどの賠償が必要だった事を思い知らせるべきだ。