昨日は5時に坂下を立って一路平泉へ元旦詣りに行ってきた
路面の凍結は無く、快適に車は走る
平泉に着いたのは9時を少し廻った頃
早朝参りの客が丁度引けた所だった
カメラと御朱印帳をもって長い坂道を登っていく
途中、弁慶堂へ立ち寄る
中尊寺は天台宗の東北大本山で850年に慈覚大師円仁が開山
円仁は他にも天童の石山寺(立石寺)、松島の瑞巌寺も開山した
ご本尊は阿弥陀如来が祀られ
最澄以来1200年の間「不滅の法灯」は燈しつづけられている
御朱印には梵と書いてあった
地元のテレビ局かインタビューをしていたので受けた
大阪の兄もインタビューを受け、大阪から来ました、初めてですが世界遺産になり
元旦にお参りが出来、今年はきっといい年になると思います
東北の皆さん頑張ってくださいとエールを贈っていた
讃衡蔵、宝物殿で藤原氏の副葬品、仏像、仏具、国宝の「金字一切経」がある
有難い事に声明を行っていた、なかなか聞けないものだ
お目当ての金色堂へ行く
眼も眩む黄金色、1124年の造立、
ご本尊は阿弥陀如来、脇侍は観音、勢至菩薩
さらに六体の地蔵菩薩と持国天、増長天が本尊を取り巻いている
堂全体を緊迫で覆い、極楽浄土を現世に現している
螺鈿細工、蒔絵、漆工芸、金閣寺を小さくしたようなもんだ
中央の須弥壇(しゅみだん)に初代清衡、左に二代基衡、右に三代秀衡のご遺体
四代泰衡は首級が納められている
ここには芭蕉も立ち寄り
有名な句を残している
五月雨の降り残してや光堂
柳の原御所跡には
夏草や兵どもの夢のあと
と詠んでいる
毛越寺へも参拝、元旦で入館料は無料と書いてある
お賽銭をあげ、今年は災害の無いいい年に成るよう願をかけて来た
元旦に岩手まで出かけたのは初めてのこと
大阪の兄も喜んでくれいい正月と言うことになるのか・・・・