1月2日(月) 寒い日だ、木々は霧氷で覆われている

 昨日は5時に坂下を立って一路平泉へ元旦詣りに行ってきた
路面の凍結は無く、快適に車は走る
平泉に着いたのは9時を少し廻った頃
早朝参りの客が丁度引けた所だった

カメラと御朱印帳をもって長い坂道を登っていく
途中、弁慶堂へ立ち寄る

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中尊寺天台宗の東北大本山で850年に慈覚大師円仁が開山
円仁は他にも天童の石山寺立石寺)、松島の瑞巌寺も開山した

ご本尊は阿弥陀如来が祀られ
最澄以来1200年の間「不滅の法灯」は燈しつづけられている

御朱印には梵と書いてあった

地元のテレビ局かインタビューをしていたので受けた
大阪の兄もインタビューを受け、大阪から来ました、初めてですが世界遺産になり
元旦にお参りが出来、今年はきっといい年になると思います
東北の皆さん頑張ってくださいとエールを贈っていた

讃衡蔵、宝物殿で藤原氏の副葬品、仏像、仏具、国宝の「金字一切経」がある
有難い事に声明を行っていた、なかなか聞けないものだ

お目当ての金色堂へ行く
眼も眩む黄金色、1124年の造立、
ご本尊は阿弥陀如来、脇侍は観音、勢至菩薩
さらに六体の地蔵菩薩持国天増長天が本尊を取り巻いている
堂全体を緊迫で覆い、極楽浄土を現世に現している
螺鈿細工、蒔絵、漆工芸、金閣寺を小さくしたようなもんだ

中央の須弥壇(しゅみだん)に初代清衡、左に二代基衡、右に三代秀衡のご遺体
四代泰衡は首級が納められている

ここには芭蕉も立ち寄り
有名な句を残している
 
 五月雨の降り残してや光堂

柳の原御所跡には

 夏草や兵どもの夢のあと

と詠んでいる


毛越寺へも参拝、元旦で入館料は無料と書いてある
お賽銭をあげ、今年は災害の無いいい年に成るよう願をかけて来た

元旦に岩手まで出かけたのは初めてのこと
大阪の兄も喜んでくれいい正月と言うことになるのか・・・・