1月11日(水) おしんが頭から離れない

 おしんは凄い、今朝も3時に起き、ずっとおしんを見ていた
180回を超えた、都合45時間見ていることになる

自立偏、酒田に落ち着いたおしんは加賀屋の肝煎りでめしやを開店する
カヨはおしんを助け、毎日通う
そこへかつての初恋の人、浩太が現れる

佐賀での事を知り、浩太は不憫なおしんのことを思い
雄の父親になることを告げるがおしんは竜三のことが気がかり
3人で暮らせる夢を捨てきれないで居る

そこへ竜三より長い手紙が来る、別々に暮らして居ても、もう少しの辛抱
干拓地を広げたら、と竜三の夢が綴られている


浩太はめしやの仕事はおしんの本当の仕事ではないと
友人に仕事を頼む、伊勢に網本がいて、おしんの力になるという人を見つける

おしんはカヨのことや、雄の事を思い、伊勢へ行く決心をする
別れの晩、3人で飲む酒がなんとも切ない

浩太は世の中で自分勝手に生きていける人なんかいやしない
その時その時の幸せを見つけて生きていかなければならなんだ、と呟く
竜三は新天地を求めて満州へ行く決心をし、おしんの居る伊勢へ
おしんと雄は行商を終え楽しげに通る帰り道で竜三と出会う
竜三の決心は固く、おしんは竜三が満州で成功し呼んでくれるのを待つしかなかった

大正15年の正月におしんは伊勢へと旅経つ
ハラハラドキドキの眼の離せないドラマ、橋田寿賀子の脚本は大衆におしんの生き方を投げかけている

何時ものようにおしんが行商をしている所を竜三は見て一緒に魚屋をやる決心をする
時代は移り昭和の3年、押しかかる災難は母、ふじの死、加賀屋の商品相場の失敗で倒産
婿の自殺、両親の死、カヨも女郎に身を投じも希望(のぞみ)をおしんにゆだね死んでいく
これでもかと不幸が起こるがおしんはすべてを背負い伊勢へと戻る

実によく出来たドラマだ、海外では人気が高く多くの国で見られている
人を気遣うおしんの姿、騙されても、騙されても自分が悪かったからと相手を決して責めない
苦労を背負いきれないほど背負い、生きて行く根性が見事だ

昨日は新丁字屋でロータリーの新年会が開かれた
何時もの年とは違い出席者が少なかった、
お互い新年の挨拶をし、語らい楽しいひと時を過ごした

お昼に理事会があり東條さんが退会届を出して来た
会長までされ、喜多方市議会議長をされ、人望の暑い人ではあるが
疲れたのか、ここ2.3年は出席が悪かった

人には人の事情がある、致し方ない
自分に正直に生きる事の難しさ、思うように生きられないもどかしさ
物質が豊かになって、お金がモノを言う現代はどうも息苦しく感じている

世界がもう一度、心のゆとりとか、笑顔とかを取り戻し
おしんのような人生を自分に写しているのだろう

今日も一日、おしんを見る
おしんと共に人生とは何かを探ってみたい・・・・・・・