8月3日(土)伊藤若冲のこと

3時10分起床、昨夜はベットに入るのが遅くなった、
伊藤若冲展示会が福島で開催されている、持ち主のジョー・プライス夫妻が
テレビ出演、クローズアップ現代で解説されていた、
見逃したので、今朝オンデマンドで見ていた、プライスさんは23歳の時に
骨董屋で若冲の葡萄図に見惚れ、以来若冲の絵を35年間に渡って集めた、
若冲は私の絵を理解する人は、長い時間の末に現れると予言していた、
それがジョーだったと妻の悦子さんは語っている、
神の手を持つという若冲、一度も修正を加えず一筆で描いている葡萄図、
プライスさんは、若冲の世界は、江戸鎖国で独自の感性が磨かれ誰にも真似できない
若冲世界が生まれたという、自然界の色彩を繊細なタッチで表現し見る人に鋭く訴える、
大震災で自然の恐ろしさをイヤというほど知らされた東北に、
梅の花が被災地に咲いているのを見て、決めたという、
これが最後の展示会に成るかも知れないと言う、
もう一度若冲の世界を理解して訪れたい。
晩年作の鷲図、85歳の作品、自画像とも言われている、
京都の大火災で全てを無くした、若冲渾身の作は鳥獣花木図屏風、
86000個の升目を埋めた絵、光の当たる角度で様々な色彩が浮き出る、
75種類の生物が描かれている。プライスさんはこれだけは見て欲しい、
皆様に勇気と希望を与える筈と訴えている。

他にも円山応挙やその一門の絵が所狭しと展示されている、