7月19日(月) 再度、八幡平へ

龍馬伝を見て、八幡平へ出かける
途中、何回か仮眠をして7時には八幡平山頂公園へ着く

急に靄が立ち、見る見る間に被い尽くしてしまった

雨の心配は無さそう、祝日だというに駐車場はガラガラ

つい二週間前にも来た、
藤内君の帰り時間が気になり
コースの半分しか廻れなかった

今回は時間をたっぷり取り2時間トレッキング、
万歩計を持参したので見たら12000歩、

霞んで遠望は利かなかったが、
そよ風に揺らぐワタスゲ日光キスゲ
鶯、カッコーの囀り、この世の楽園であった

帰り足になり、漸く人ごみで混み会う、

何となく徳をしたような気がした
籐七温泉へ行く、600円で入浴、

古びた湯槽は歴史を感じる、隣に露天風呂、
霧の流れる中悠々と一人風呂は気分爽快になる、

一人入ってきたので、聞くと新潟からという
私は会津です、先週、奥会津の山を歩いてきましたという、

会津はいいですね、とお褒めの言葉を戴く。

樹海ラインを辿り、焼走り溶岩流を見学、
奇遇、ゼットの花岡さんにバッタリ
どうしたんですかと聞かれたが、見ての通りの旅であると応える

1000円効果は私にとって大いに満足している

渋谷村へ、石川啄木の記念館を訪ねる、内容充実、

啄木のあらかたは展示されていた
小学校跡、住まいの跡などもあり、歌碑第一号、

   やわらかに柳あをめる
     北上の岸辺目に見ゆ
      泣けとごとくに

先般、盛岡に行ったときは、盛岡城跡に「一握の砂」より

   不来方のお城の草に寝ころんで
    空に吸われし
     十五の心

大間では

    東海の小島の磯の白砂に
     われ泣きぬれて、
      かにとたわむる

愛宕山にては

    ふるさとの山に向いて
     言ふことなし
      ふるさとの山はありがたきかな

石川啄木、26歳2ヶ月の短い生涯の中で、
その時々の自分の心を見つめ
小さな花に目をとめ、

人々の一瞬の表情も見逃さず作品に映した
啄木、賢治は東北の大詩人である

大自然と大詩人に触れた、心豊かな旅であった