9月11日(土) 会津高校創立120周年記念式典







二周りの還暦を迎えた会津高は卒業生28000余名を数え、
歴史の重さを感じる
我が家の男子は全てが会津高の卒業生だ、
私が息子たちに言った一言は、親戚で会津高以外の男子は一人もいないと言う事
努力を惜しまずに勉強する事ことで
将来の自分を作るのに大いに役に立つこと

21世紀の生徒諸君はその重みを充分に感じているのか、今日は輝かしく思えた
剣舞を披露してくれた、じっくりと見たのは久し振りだ
凛々しく思えた

合唱部は校歌を高らかに合唱し、母校の愛好を改めて感じた
今年初めて応援団に女子の団長が誕生した
演舞を披露、感動した昔のバンカラは薄れたが、言葉の端はしに
昔の面影を感じていた

兄(勇蔵)は6年間にわたり、同窓会の会長をつとめた
功績は多大であり、多くの人が認めるところなり
今回、目出度く表彰を受けた、
これまでに会長は若松以外からは出ていなかった
兄貴が勤めたる前は宮森さんがしており、110周年の記念事業を
どう仕切るかが課題であった、要はやりたくなかったのだろう

兄貴は全霊を捧げ、事に当たり多くの同窓生から支持を得て
見事に多くの寄付を集めた
立派なトレーニングセンターが完成し生徒はその恩恵を受けている

文武不岐を校是に掲げ、会津人魂を後世に残す事業がなされたわけだ

記念講演は藤原正彦さん、国家の品格で200万部の大ヒットを飛ばした
惻隠のこころはここ会津に、色濃く息づいているとお褒めの言葉を戴いた
日新館教育の掟に什の教えがある、15歳未満の子弟に叩き込んだ教えは
ならぬことはならぬ」という絶対の躾だ

このことは今でも会津に伝えられ、藤原さんは何処でも会津の教えを講演しているそうだ
色紙には「論理と情緒」と書かれた
これからの日本をどう導いていくかは、論理だけでもグローバリズムでもなく
惻隠をもったこころが大と結んだ

懇親会には川島さんが花を添えていただき挨拶を戴いた
ご高齢で顔色は頗る悪い、己に鞭を打ってのお出ましであったのだろう
講演には迫力があった、論語の教えを喩え朗々と話された

恒三さんも挨拶され、現在の自分が在るのも会津高あってのものと話にも熱が入っていた
多くの諸先輩が参席され、和やかな内に時は過ぎた
行ってよかった、120年の歴史をたどった式典、懇親会に感謝する