12月16日(金) 絆

今年の一文字は絆と決った
先日、磐梯町清水寺貫主森清範さんの講演を聞いた
仏教者は決って優しい顔立ちをされているし眼が優しい

貫主は今年の一文字を清水寺の舞台で書いていらっしゃる事で有名だ
何時も、後姿は見ているが正面の顔立ちは見た人がいないという
本人も一畳の紙に墨書したら、すっとさがる事にしているらしい
だから、私の顔を知らない人が多いといっていた

今年は「絆」貫主は恐らくそうなるだろうと感じていたが明かさなかった
長年の勘で判るそうだ

漢字検定本山の理事長問題があった以前に埼玉第2770地区大会に参加した際
RI会長代理をされたのが大久保昇さんだった

今年の一文字の考案者だ、11月頃だったのでご挨拶でそのことを宣伝され
帰りにわに一文字を書いてくださいと言っていた

大久保さんはロータリーに多額の寄付をされ10本の指に入る高額寄付者と聞いていた
湯水の如く漢字検定でお金が舞い込む仕組みを作り一世を風靡した人だった
正面は良いが後ろ姿が悪いという事は、やはり修行が足らなかったのだろう

積み上げて来た功績も一瞬で無くしてしまうことはロータリー職業倫理に反した行為ということになる
ロータリーは人生修業で終わることが無い
謂わば、禅寺の修行僧という事になる

謙虚に嘘偽りの無い清貧を旨としなければ成らないのだ
故に金持ちだけがロータリアンではいけないのだ・・・・・

清水寺法相宗興福寺の流れを汲む
磐梯町の慧日寺も徳一大師が遠く奈良より会津に教えを広める為に
1200年前に来られ大伽藍を創建された
そんな関係で高僧が度々訪れる所と成っている

古来から伝えられてきた仏教の教えには日本ならではの尊い哲学がある
仏像にも現れている、
来世を思わせる姿がそのようだ

21世紀は心の時代と叫ばれて久しい
今こそ日本人が日本人である証拠は武士道にもあるし、宗教にも備わっているはずだ

神道は日本だけに芽生えた世界唯一の崇める存在
お日様にも手をあわせる、全ての大自然に感謝の念を抱き手をあわせる
こういう姿が日本本来の教えであり繋ぐ伝統ではないのか・・・・