6月24日(日) 致知を読んでいた

午前2時20分起床、髭をそり、顔を洗い、歯を磨き、冷たい水をコップ一杯戴き
昨日に続き致知を読むことにした。

桜井よしこ、ロブソン・センゲの対談
センゲ氏はチベット亡命政府の首相である、チベットは中国の支配下にある、
ダライ・ラマ法王以下インドのダラムラサに中央チベット行政府を樹立し独立運動
しているその第二代首相に就任され、今回来日され対談となった。

中国のチベット支配下に置く仕打ちは凄まじいものがある、周囲を取り囲み不穏な空気を察知されば、容赦なく銃を向ける。
其の為、仏教徒焼身自殺を計り世界中に訴えている、ユーチューブに動画が載っている、中国の同化政策はゆゆしき事態に在ると言う、55の少数民族のうち50は同化されてしまったようだ。
チベットの首都、ラサは漢民族が支配しあらゆる面で差別化がなされていると言う。
こういう事態を世界が許しては置く訳が無い、センゲ首相を中心に独立を勝ち取って
欲しい。

「日本復興への青写真」京都大教授、藤井聡さんのエッセイ
藤井さんは言っている、復興が余りにも遅い、これが都市部であったなら大変な事になる、民主党は本気で取り掛かっていない、青写真もハッキリしてない、リーダーとして野田総理の見識を疑ってしまう、この人も口先三寸か、復興復旧の事など今は忘れて
消費税増税に全てを掛けている、かつての日本復興に自民党にはリーダーが現れた。
吉田茂は独立を復活した、池田勇人は「所得倍増計画」の一環として「太平洋ベルト構想」を掲げ東京、名古屋、大阪を中心とした太平洋沿岸地帯が繁栄し、高度成長に寄与した、一方で地域間格差を是正する為、田中角栄は「日本列島改造論」を掲げて新幹線を引き、地方への公共投資を積極的に行なった。
藤井さんは「列島強靭化計画」を発表しGDPが900兆円に拡大しないと乗り切れないと言っている。

社会保障も大事だが震災に強い日本国を早急に構築しないと再度予想されている
大震災に立ち向かう事ができない、国民総動員して防災意識を高めなければならない

日露戦争に勝利をもたらした世界的英雄、柴五郎の実像
山下康博さんが書いている、柴五郎は会津人、戊辰戦争で家族の女は全員自決した。
斗南では極貧の生活を舐め、苦しさを耐え勉学に勤しんだ、そんな中、五郎に朗報
県庁に2名が採用され、その一人に選ばれた、薩摩出身の野田に拾われる、
山川大蔵会津藩筆頭家老、柴五郎の子供の頃を野田に伝えた、五郎の運命が開花したのはその時からだ、東京へ行く事になる、野田は柴を陸軍幼学校に推薦する

優秀な柴は直ぐに士官学校へ進み、英語、フランス語、中国語を操る武官になった
第一の功績は1900年に勃発した義和団の乱、柴は各国の領事官を北京の公使官区城に55日間篭城し日本兵を統率して守り抜いた。イギリスは絶大な信頼を柴に送った、後の日英同盟を締結する原動力になったのだ。
柴五郎は義和団の乱における功績が認められ大佐になり、対ロシア戦において野戦砲兵第15連隊長として活躍。
その後陸軍少将、中将を経て大正8年に日本帝国陸軍大将に任命される。
65歳で退官、柴の眼力は鋭く、大東亜戦争に突入した日本の敗戦をいち早く見抜いていた、敗戦には自決を図るが老齢のため果せず、昭和20年暮れに病没した、
享年87歳であった。

柴五郎の将としての資格は、まず不動心であること、有事にも心を動かされず、
国を守る事にブレはなかった。部下愛は戦場で危険を顧みず怪我をした部下を
救った。
柴五郎は「ある明治人の記録」として遺書を書いている。

柴五郎のような指揮官の再来を望まずに入られない。

今日は定休日、老夫婦、スカイラインへ出かける、初夏の高山植物と会って来る。