2月13日(月)笠智衆の今朝の秋を見る

1987年、山田太一監督、笠智衆杉村春子、今朝の秋をオンデマンドで見た、

尽と来る心温まる感動の名作だ、名優はこうして映画を残すことができる、
寅さんの住職も脇役ではあったが心に迫った、
蓼科高原の別荘から始まった、ステテコ姿がよく似合う、
息子の隆一が入院して幾ばくも無いことを知る、
笠さんの主役はそう無い、物言わぬ姿、顔で演技をする、
杉村春子さんも素晴らしい演技を見せてくれた、
別荘での会話で隆一は弱気になって死を意識して涙ぐむ、
父、鉱造は隆一にボソッと言った、
誰だって多少の前後はあっても皆んな死ぬ、特別な顔をするなって宥めるシーン、
稀に見る名作、余韻が残った「今朝の秋」だった

解説にはこう書いてあった
蓼科で隠居生活の宮島鉱造と二十数年前に鉱造と離婚したタキは、
一人息子の死を目前にして親として何をすればいいのかを悩み、
やがて家族の絆の重さを感じ始めます。
恋の季節をそれぞれが想いを込めて歌うシーン、家族の絆を感じさせられた、

昨日は毎年行ってる新潟安田のサントピアパークへ行った、
今年は蘭展では無くガーディニングを提案、
華やかさは無いが工夫を涸らせば誰でもが出来る庭造りがメーン
春の香りがいっぱいに広がり幸せの顔を溢れていた、

帰りに西会津雪まつりに立ち寄る、

致知を読んでたら、西郷隆盛山岡鉄舟にこう言った、
「命のいらず、名もいらず、官位もお金もいらないやつは始末に困る」
江戸の無血開城には山岡鉄舟の強引な人柄が決定付けた、

やってできないことはない、できないのは努力が足らないからだ。
鉄舟は、慶喜の使者として西郷隆盛と会談、最後は明治天皇の侍従として長く勤める。