7月7日(火) 樹海ラインートレッキングー八幡平アスピーテラインー宮沢賢治の世界


朝霧の立つ高原、八幡平ロイヤルホテルを後にし、
樹海ラインを通り山頂公園に到着、
途中、噴煙を上げているところがあり
行ってみる、
ぶつぶつを吹き上がる噴煙は地球の鼓動のようだ。

90度の温泉であった、
籐七温泉は地獄谷より湯を引いている。
源泉そのものだ、
噴煙を上げている地獄谷からパイプで引いている。

湯の花を取る索道も昔と変わらぬ姿を見せているのだろう。
このままの姿を後世に残して頂きたい。

一時間のトレッキングコース、
まだ早いのだろう、駐車場も空いている。
太陽が上がってきた、小鳥の囀り、爽やかに吹き渡る涼風、
将にこの世の楽園だ。
さすがにコブシの花は終わったが、
タニウツギニッコウキスゲシラネアオイ
アカモモ、ミツガシワ、ショウジョウバカマ
イワカガミ、ワタスゲチングルマ、ハクサンチドリ
ミズバショウハクサンシャクナゲ高山植物の図鑑のようだ。

帰りたくなくなる気分に駆られた、
紅葉の季節はまた格別よ、と奥さんは言う。
帰郷すると従兄弟と、いつも来るらしい、

学生時代は山岳部に所属し多くの山を歩いたという。
山を愛する人は心深き人と、
歌詞にもあったやに記憶する。

奥さんはいやな顔一つせぬ、
陽気で親切、泰山はゾッコンし求愛をしたのだろう、

藤内が2時半のフライトらしく花巻空港へ急ぐ、
昼飯は藤内のチョンボで奢って頂いた。
とっつあんもできれば早く東京へ行きたいらしい
怪しい雰囲気があったが詮索はしない。
新花巻駅まで送る、

岩手は賢司の故郷、イーハトーブの世界
宮沢賢治童話村、宮沢賢治イーハトーブ館、
宮沢賢治記念館と大層な力の入れようだ。

入ってみたがみな素晴らしい、
童話村はファンタジックな賢治童話の世界を体験できる。

イーハトーブ館は賢治の全てが分かる、
賢治はゴッホであり、アインシュタインでもある。
深遠な思想がみなぎっていた。

その後新渡戸稲造記念館を訪れた、
「願わくばわれ太平洋の橋とならん」
代表的な著書は「武士道」
日本文化の伝統の中に人類共通の道徳があることを、世界に知らしめた。
国際連盟事務次長に就任し、
われ太平洋の掛け橋とならん、と活躍をされた。
1500キロの長旅は終わり、
思い出を一杯にして我が家でブログを書いている
とも在り遠方より来る、また楽しからずや・・・