2月14日(火) インターアクト国際理解研修会

 
 恒例になったインターアクト国際理解研修会は天栄村、ブリティッシュヒルズで開催された。
当番校がホストを勤める、今回は須賀川ロータリークラブが提唱している、岩瀬農業高校が当たった。
13日・14日と一泊二日の日程だ、参加校は10校、3校が参加してない。
生徒数38名、顧問教師10名、ロータリアンは宿泊9名、開会式のみ11名
総勢で68名で行なわれた、例年そうだがカリキュラムはブリティッシュ側の指導を受けている。

イングリッシュですべて行なわれ、2日間もいると英語に慣れて幾らかは話せるようになってくる。
毎年、入れ替わりの生徒が参加するので此処の経験は一生の思い出になると思う。
夕食は洋式フルコースで5000円以上掛かる、イギリス本場の洋食でとても美味しく戴いた。

食後の講座は前岩瀬農高の校長、菅野元一先生の「食と農と教育に捧げる人生〜チャンスを生かして〜」を題に一時間の講演を戴いた。
菅野校長は異色の校長、破天荒な経験をされ、人生豊かだ。
海外研修も豊富で、初の海外研修旅行を岩瀬で行なった。

講演最後は進んであらゆる事に挑戦して、失敗を恐れずに進んで欲しいと言っていた。

踏まれる石、拾われる石、砕かれる石、捨てられた石、どんな石になろうが自由だが、
皆さんには「拾われる石」になって欲しい事を願うと結ばれた。

菅野校長は飯舘村出身、戦後間もなくの飯舘村は大陸の引き上げ開拓者であふれ、経済的には貧しかったが知的に優れた方も多く居た。
自分は野口英世の伝記をを知り、次の三つの事を守ろうと決意した。
(1)親元に居るのは小学生までで充分である
(2)中学生からは家を出て早めに自立する
(3)勉強は実社会の中で学ぶのが最良である。
このことを親に言って、原町の中学校へ通った、勤勉さを見抜いたある先生に家に来いと誘われ、猛勉強をする。
そこからの人生が菅野先生を育てた、誰にも負けない意志の強さ、目標を立てたらまっしぐらに進む根性の強さ、
語り草が真実味を帯びていた。
ブリティッシュの一日がとても充実したものとなった。