3月2日(水)鈴木昭典、土光の母登美の教え

2時起床、facebook、メール、NHKオンラインをチェック
3日目の雪、珍しい、
ある人は100年ぶりかと、、、、

驚きのDVDを見た、59年前岸内閣の時に憲法調査会が出来、
そのとき議論なったテープを
ジャーナリストだった鈴木昭典氏が見つけ報道ステーションで公開された、
このテープは貴重なもの、憲法9条は当時の首相幣原首相がマッカーサーに提示したもので
押し付けられたものではなかった、
安倍首相は国会答弁で何度も押し付け憲法と決めつけている、
70年間という長きに渡り守られて来た憲法を改正しようと
当時の岸首相と鏡合わせのような同じ考えだ。
国民は騙されてはいけない、

私は、安倍首相自身を薄っぺらな人間だと思っている、
ある番組で、「今の憲法はみっともない憲法ですよ、はっきり言って、
日本人が作ったんじゃないんですからね」
このDVDを見るとあながちそうでもない、
憲法9条幣原喜重郎総理がGHQマッカーサーに提案し、戦争放棄条項となった、
当時の国会は国民の民意を組んだ議員、国会決議を得て発布された、
押しつけでは決してないようだ。

土光さんの母、登美さん教え、「鬼の口」に入らないと、、、、、
登美の生きる姿勢は、
土光(敏夫)の生き方と
多くの面で重なるところがある。

例えば、非行を行った
女子生徒三人に対して
退学処分が下されようと
していた時のことだ。

当時校長だった登美が

「退学処分は許しません。
 その娘たちは私が預かります」

と言い切って、
教室に寝具を運び込んで、
その生徒たちと学校の中で
寝食をともにしたことがあった。

当初、非行を働いた生徒たちは
口を固く閉ざしたままだったという。

登美も自分から話し掛けることはなく、
校長室でただ読経していた。

数日後、子供たちのほうから

「先生、いったい私たちは
 何をしたらよいでしょうか」

と尋ねてきたその瞬間を、
登美は逃さなかった。

その後急速に登美に
打ち解けた生徒たちは、
素直になり掃除に勉強、
そして読経まで進んで
やるようになったという。


土光もまた、いかに周囲から
不良社員だというレッテルを
貼られた社員に対しても、
そんな社員こそ自分の部下にしたい
ということを述べている。

作物と同じように早く芽が出る
人間もいれば遅く出る人間もいる。

どんな人間であろうとも、
人を切らない登美の姿勢は
土光にも受け継がれていた。

どれだけ年を重ねようとも
次世代のためにという思いで、
骨身を惜しまずに学校建設に
打ち込んだ登美の姿勢もまた、
80歳を超えて日本の国家財政の
立て直しに尽くした土光の姿と重なる。

「人間というものは
 生涯にせめて一度、
 『鬼の口』に飛び込む
 思いをしなければならない。

 そういう機会を持たずに
 人生を終えるのは、
 恥ずかしことだ」

とは登美の言葉だが、
まさに学校建設は登美に
とっての「鬼の口」だった。

土光の場合、何度も
「鬼の口」に飛び込んでいるが、
これとて母の教えに
忠実であらんがためにしてきた
ことだったのではなかろうか。