10月16日(土) 薬師寺貫主山田法胤様

去る9月29日、会津まほろば塾の主催で講演会があった
薬師寺貫主山田法胤さんがお出でになった、
柔らかに微笑んで諭すように語り掛ける法胤様は仏様のようであった、
「こころを耕す」、仏法はまるいこころの教えなり
と副題が付いている、法胤様の著書だ
神代の時代から日本の成り立ちを説明され
仏教が根付いた天平、平安、奈良平城京が1300年前に出来たこと
国民の平和と安泰を祈願し、東大寺が建立され、瑠遮那佛が造られたこと
その頃、仏教文化が開花したことなど笑いを混ぜながらの講演はこころに沁みた

「こころを耕す」は帰りに求めた本で少しずつ読んでいる
現代の荒んだ世界に仏教こそ救いを与える唯一の物ではないかとさえ思える
読んでいて納得と感謝の気持ちが湧いてくる
拝む気持ちが彷彿する

薬師寺には檀家はいない、葬式もない、多くの人のお布施で支えられている
お写経はその一つで世界中から毎日送られて来るそうだ
お経を上げ大切に保存されると言う
脈々と続いた仏の修業は何一つ変わることはない、地方のお寺も今からでも遅くはない
寺子屋を開き住民の救いを説く説法を繰り広げて欲しい
こころの教えは天からの教え、宇宙の原点から受け継がれた命の大切さを説かないと分からない
これが仏教なのだ
19日から奈良に行く、9月に行って飛鳥の寺は見てきた
今回はJSERAの総会が20日にあり
ついでに一日早く奈良に入り、なかなか行けない室生寺長谷寺を訪ねる
今年は仏教の事を多く学び、自己確立を図りたい

秋も深まり朝晩はひんやりとしてきた、
稲刈りはほぼ終わり我が家では新米を戴いている
飯野君から購入している、実に旨い30キロ8000円で買っている
秋の味覚、柿は猛暑にやられたのか随分と落ちている、枝が弱り、持ちこたえることが出来ないのか
赤くなって落ちている、自然は物は言わぬが現象として現れる
地球人65億人が助け合わないとこの地球は持ちこたえる事は困難だ、
経済発展は果たして人類に幸運をもたらすのであろうか
地球と優しく付き合う事の大切さを感じる今日この頃だ・・・